こんにちは、emifasoです。
今日は、ブログを始めたらいつか記事で書こうと思っていた我が家の事件簿です。
2019年3月のことでした。当時6歳の娘の耳の中にアクアビーズが入り込んでしまったのです。
アクアビーズが耳に入ってしまったら取ることはできる?
もし、お子さんなどの耳にアクアビーズが入ってしまって検索エンジンからこのブログを見つけたかたがいたら、焦らないでください!
娘の耳に入ったアクアビーズは無事に取り出すことができました!
ただ、二つ気を付けて欲しい事があります!
耳を濡らさないで!
ビーズにはのりが付いていて、水で溶けだします。耳の粘膜でのりが溶け出すとくっついて取れにくくなりますので濡らさないように気を付けてください!
必ず耳鼻科専門医のいるクリニックや病院へ!
ピンセットで取り出したくなるのですが、子供の耳の穴のサイズにピッタリとはまって素人には難しい作業です。奥に入り込んでしまうと危険なので専門医にお任せすることを強くすすめます。
救急に行った場合でも耳鼻科の専門医がいないと取り出せない可能性があります。我が家の場合、日曜日だったので救急病院に電話してから行ったのですが耳鼻科医ではない医師だったため、あらゆる手を尽くしても取り出せず、翌日の診療時間開始を待って近所の耳鼻科を受診。そこで無事に取り出すことができました。
そもそも、どうやって娘の耳に入ったのか
我が家の娘の場合は、翌日無事に取り出すことができました。
しかしどうして耳に入ってしまったのか。私が気付いた時にはもう耳の奥にまで入っていて取り出せない状態でしたので娘の話からの推測ではあるのですが、以下のような経緯だったと思われます。
①前日からリビングでアクアビーズをしていたところ、少量落としてしまっていたが全部を拾ったわけではなかった
②何らかの形で寝室までアクアビーズが運ばれ、たまたま娘が昼寝をした枕に落ちていた
③昼寝から起きて耳に違和感を感じて指で耳の穴をぐりぐりすると、何かが入っているような感覚がした(耳の穴付近にくっついていたアクアビーズを自分の指で穴の奥にまでいれてしまった)
④異変に気が付いて私に「耳に何か入っているみたい」だと知らせてきた
アクアビーズの対象年齢は「6歳以上」です。娘は当時6歳。自分で耳にアクアビーズを入れるというのは考えにくいため、おそらく上記のような経緯で耳の奥に入ってしまったと思われます。
どうやって取り出すかググってみるとこわくなってきた…
耳に入ったのですぐに「耳鼻科」だと思いましたが、あいにく日曜日だったので「アクアビーズ 耳」でググって調べました。案外スルッと取れちゃう方法とか載ってるんじゃないの~!?なんて期待しながら。
しかし、出て来るのは「全身麻酔で除去」の文字。。。
やはり同じようにアクアビーズが耳に入ってしまって取り出せなくなってしまった子供が今までにも何人か報告されていると、アクアビーズのエポック社のサイトにも注意書きされていました。
そして簡単に取れました!なんてのは一件も見つけられなかった。
ますます不安になる。
救急病院なら何とかしてくれるかも
これは、まずは救急だ!と思い、近所の救急病院へ電話してみると、
「当院は耳鼻科ではないので器具などの用意はないが、できる範囲で対応します」
との返答。さっそく向かいました。
すぐに診察室に呼ばれて娘と入りました。「アクアビーズが耳に入ってしまったんです。」と説明して耳を診てもらいました。すぐに、「ああ~あれね!」と耳に入ったアクアビーズを見つけて(大きめの)ピンセットを持ち出した医師。座ったまま耳をグイっとつかんでピンセットで取り出そうとしましたが、耳の奥は狭くてピンセットが入りません。無理やりグリグリしていたので娘が痛そうに顔を歪めていました。細いピンセットは無いので諦めて次は綿棒に両面テープを付けて取り出す作戦。これも、やはり奥まで入らずに断念。
救急病院の医師とは言え専門外だと思いつくことは一般人の私と一緒(の場合もある)。。グリグリされて痛い思いをした娘が涙目で私の方を見ていました。
なかなか取れないアクアビーズ。
医師が最終手段として使ったのが、吸引。
別室に行き、ベッドに横になってチューブで吸引しようと耳にチューブを入れようとしましたが、そこまで細いチューブではなかったため、耳が痛くなってしまい、とうとう娘が泣き出して抵抗し始めました。始めは医師と看護師が応援してくれていましたが、止まない抵抗に看護師がいら立ち始めたのか、「暴れたら取れないよ!我慢して!」
「取れなくてもいいの?困るよね!?」
「取れなくても知らないよ!!??」
6歳児にそんなに怒らなくても…横で見ていて娘が本当にかわいそうになってきました。医師の方はそんな態度ではなかったですが、「暴れると危険なのでこれ以上はムリです。」と言われました。
痛いのってそんなに我慢できないですよね。6歳児だし。
でも、だから、「全身麻酔で処置」なんだな、と悟った私。
その日は諦めて翌日、耳鼻科へ行くことにしました。
翌日、近所の耳鼻科へ
翌日の月曜日、一般診療の時間に近所の耳鼻科へ行きました。すると、「あ~、ビーズ入っちゃったのね~!」というよくあることという感じの対応。
娘は処置室のベッドに横になって、医師一人、看護師一人、そして私。細長いピンセットで取り出すようです。看護師が頭と上半身を抑えて、私が脚を押さえる。
ピンセットを耳の中に入れようとしたら、娘が暴れだしました。前日に痛い思いをしたことを思い出したようです。「ギャー!!!」ものすごい叫び声とともに全身で抵抗。娘の声はめちゃくちゃ大きいので、クリニック中に響き渡っただろうな(^^ゞ
耳にピンセットを入れさせてくれませんでした。
いったん中止して、医師が「お昼(診療時間外)来れます?そこでもう一度やります。」と提案してくれました。これで取れなかったら本当に全身麻酔になると思い、「行きます!!お願いします!!」
お昼にもう一度来院。娘には一度帰宅した際にていねいに説明しました。
「これで取れなかったら手術だよ」(脅しじゃないですよ)
もうとにかく嫌がっていた娘ですが、とりあえずベッドには横たわりました。が、そこからやっぱりすぐに泣きだす。しかし今回はむこう(クリニック側)も本気でした。
看護師さんが四人出てきた(^^;
四人がかりで泣き叫んで暴れる娘を押さえつけ、医師が「頑張ってー!」と声かけしながら慎重に取り出す。
そしたら、取れたんです!!本当に良かった!!!
看護師さんたちが「良かったね!!頑張ったね!!」と言ってくれて、娘も私もほっとしました。
皆さん、お昼休憩中なのに本当にありがとうございました。感謝します。
これが取れたビーズ。
今回のことは教訓に
無事に取り出すことができて良かったのですが、今回のことは本当に教訓になりました。
わざとでなくても、対象年齢であっても事故は起こりえる。
耳の奥から取り出す時に動いて耳を傷つけないためにも、どうしても全身麻酔で処置をしなければならないこともあるのですね。我が家の娘の場合は大人4人で押さえつけての処置だったので、やはり大がかりだと思います。
アクアビーズに限ったことではないですが、子どもが使うものには注意は必要だと改めて思った出来事でした。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!